社内ウェブシステムから請求書や納品書などを自動作成したい場合、
さまざまな技術的な方法があります。
おおくのウェブシステムでは、PDF を自動作成しています。
これは、PDFは改変がしづらいこと、
そしてどのパソコンでみても見栄えがほとんどかわらないため
社内のペーパーレス化を推進しやすいためです。
改変を前提とするのなら、Word や Excel のファイルを
ウェブシステムから自動作成する、という手もあります。
以前、ウェブシステムの印刷とPDFでの代替については
以下にの記事にしました。
PDF や Word, Excel のファイルを自動生成することの
デメリットはなんでしょうか。
上述のペーパーレス化促進と相反することなのですが、
印刷したい場合に「印刷」ボタンを2回押す必要がある、ということです。
1回目:ウェブシステムの画面で「請求書PDF作成」ボタンを押す
そしてPDFファイルをダウンロードする
2回目:ダウンロードしたPDFファイルを開いて、
Acrobat Reader などで「印刷」ボタンを押す
するとプリンタから紙として印刷される
「あえて紙に印刷したい場合は、このように手順を踏む必要があります」
とあらかじめご説明しておけば、
このデメリットが大きな問題になることは経験上ほとんどありません。
しかし、「どうしてもボタン1回だけにしたい」という場合もあります。
「必ず紙で印刷する場合」は、この「2回ボタンを押す」ことを避けたい
という話になりやすいと思います。
たとえば、伝票の印刷です。
電機やガスの検針で、担当の方が腰につけている小さな印刷機から
個々の家庭用の伝票を印刷しているのをみかけたことはないでしょうか。
電車の乗り越しでも、車掌さんが小さな印刷機から乗越し精算の切符を
印刷してくれます。
これに似たように、小さな持ち運び可能なプリンターから伝票を出したい、
といったとき、いちいちPDFを作成して、また「印刷」を押して...
というのは、いかにも面倒です。
ですから、こういった場面では、
ウェブシステムの「伝票印刷」ボタンを押したら、
小さなプリンターから印刷結果がでてくる、
という動きがどうしても必要になります。
これを技術的に解決できるうまい手はないのだろうか...というのは
長い間の懸案でした。
ところが最近調べてみると、以下のような製品がSATOさんからでていることを知りました。
詳しくはリンク先をみていただくとわかると思うのですが、
1.ウェブシステムからはSATO SmaPri ドライバーを指定の方式で呼び出す
2.するとSATO SmaPri ドライバーにあらかじめ登録してある SATO製プリンターから印刷される
という流れで印刷できます。
SmaPriドライバーは Windows、Android、iPhone に対応しているようなので
最近のほとんどのタブレットやパソコンに対応している、と言えます。
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