ウェブサービスの環境構築は安く早くできるようになりました

公開日:2017/05/15

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ハードウェアの準備は費用のかかるものでした

ほんの十数年前、というと2000年代初頭、ということになりますが、
そのころウェブサービスを提供しようとすると、その前にサーバー類のハードウェアの
購入と自社内への設置が必要でした。

サーバーだけでなく、自社にネットワーク回線を引き、ディスクやネットワーク機器と
接続し、設定する必要がありました。

また、オープンソースという考え方も現在ほど普及しておらず、
マニアックな技術者同士の私的なもの、といった捉え方をされていました。

ハードウェアも高額、そこにインストールするソフトウェアも高額、
と、ウェブサービスを提供するための環境を準備するだけでも
とても敷居の高いことでした。

 

いまは安く、早くなりました

いまは、インターネットで注文して、自社に設置することなく、
すぐにウェブサービスを提供する環境を手に入れることができます。

高額なソフトウェアの代名詞だったデータベースも
オープンソースでビジネスでも利用可能なほど信頼できるものが複数あります。

国内のレンタルサーバー会社が提供するサービスはこういったもので、
安く、定額で、ほとんどサービス停止もありません。

100名弱くらいまでの中小企業の社内システムに使うのであれば、
こういった環境でも充分な性能、セキュリティを保持したシステムを構築できるようになりました。

 

利用者数が読めないものも対処しやすくなりました

カスタマー向けで、ピーク時にどれほどアクセスされるかわからないような場合は、
そういったレンタルサーバーでは対処が厳しい場合もありえます。

以前なら、見えないピーク時アクセス数は、予算の範囲で負荷分散するよう設計し、
サーバーも増設可能な形にだけしていました。

それでもいざ増設、となれば、サーバーを発注し、設置し、
と数日かかるのは当たり前でした。

いまではAmazonが提供するクラウドサービスAWSを使うことで、
アクセスが増えた時に自動的に増設する、といったことすら可能になりました。

 

どれを使うかは用途次第です

中小企業様の社内システム、という観点からすれば、
受注数や社員数は概ね読める数ですから、それほど不確定要素はありません。

AWSは使った分の変額ですが、一般的な国内レンタルサーバーサービスは年額数万円です。

予算管理という観点から、後者の方が運用しやすい面もあるかと思います。

このページの著者

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  1. 中小企業さま向けの社内向け営業支援、顧客管理、経営数値管理システム

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お読みいただきありがとうございました

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