業務用システムで、情報を検索するための機能は、
どのように実現するとわかりやすいのでしょうか。
検索機能の実装には、大きく分けて2つのパターンがあると思います。
受注情報の一覧を例に考えてみましょう。
1.は、検索機能は受注一覧画面の、多くの場合上部に位置します。
初期状態では、デフォルトの検索条件で受注一覧を表示します。
たとえば、「発送 未」の受注情報がデフォルトで表示されます。
問い合わせ対応のために、「発送 未、済どちらも」かつ「お客様名 イルカ太郎」と、
画面上部の検索条件に入力し「検索」を押すと、
画面下部の受注一覧がその条件に沿った内容で再表示されます。
このように、1つの画面で条件の設定と、その結果の表示がおこなわれるため、
「現在どんな条件で検索しているか」が一目りょう然です。
また、画面の行き来がないため、慣れると操作がラクです。
2.では、「受注検索画面」と「受注一覧画面」が別の画面として存在します。
利用者は、必ず「受注検索画面」を表示し、
条件を入力して(またはデフォルトの条件のまま変更せずに)「検索」を押すことで
「受注一覧画面」を開くことができます。
つまり、いろいろと条件を変えながら情報を探すときには、
「受注検索画面」と「受注一覧画面」を、行ったり来たりする必要があります。
なんだか面倒なことしかないように思えますが
どちらかといえばシステムに不慣れな方にとっては、
こちらの画面構成の方が受けがよいような気がします。
条件を指定したら、別の画面に結果が表示される、
というほうが、直感的なのかもしれません。
現在のウェブシステムでは、1.の形式の方が多いように思います。
その理由のひとつには、ウェブシステムを作るためのプログラムのフレームワーク
(共通プログラムのセットのようなもので、開発を効率化します)
が、たいてい1.を前提としたサンプルプログラムを用意し、
またはそのようにしたほうが作りやすくなっているためかもしれません。
こういう傾向になっている、ということは、
1.のほうがわかりやすい、使いやすいと感じる人が多い、
またはこれからも増えていく、
ということが言えるかもしれません。
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