iPadを社内システムと連動する方法

2014年3月17日

iPadのようなタブレットを導入されている企業様も多くなってきました。
タブレットは無線LANで常時接続することを前提としている
といっても過言ではありません。

ところが企業様で使う場合、
必ずしもすべてのエリアにおいて無線LANが使えるわけではない
ケースも多くあります。

そのような場合に、iPadで社内システムと連動することを考えたとき
どういった方法がとれるか、まとめました。

 

iPadの利用方法とデータ更新方法


一口に「iPadと社内システムの連動」といっても
いろいろな方式をとることができます。
下記表は、

  • iPadが常時WiFi接続かどうか
  • iPadからは、社内システムのデータを参照するのみか、更新もするか
  • 社内システムは、データを参照するのみか、更新もするか

といった観点から、
どの方式だと複雑度が高いか、を整理したものです。

システムの複雑度

〇:ふつう
△:やや複雑
×:複雑

iPadからの操作
常時WiFi接続 必要な時のみ
WiFi接続
参照のみ 参照・更新 参照のみ 参照・更新
社内システム
からの操作
参照のみ ×
参照・更新 ×

 

複雑度とは?


ところでこの表でいうところの「複雑度」とはなんでしょうか。

システムでデータを「更新する」という場合、
情報を新たに登録すること、編集すること、削除することを含んでいます。

社内システムは、通常、複数の社員が、
同じ情報に同時にアクセスします。
場合によっては、同じお客様情報を同時に「更新」
してしまうこともあるかもしれません。

このような、同時データ更新において
どのように処理すべきかは、一概にはいえませんが、
これを何らかの形でシステム全体で統一性をもって
処理する必要があります。
そうでないと、データが意図せず、不正な値で
書き換えられてしまう可能性があるからです。

一方、システムでデータを「参照する」という場合
複数に同時にアクセスされたとしても
ただ単に「表示する」だけです。
ここでは、データがおかしな状態になることはありえません。

そういった観点から、システム構築においては
データの「参照」よりも「更新」のほうが「複雑」だ、ということができます。

 

複雑度=開発費用


さきの表において、「×」とある部分について、見ておきたいと思います。

「×」とあるのは、iPadが、下記の条件にあてはまったときのみです。

  • 必要な時のみWiFi接続
  • データの参照も更新も行う

「データの同時更新」が行われた時には
なんらかの形で制御が必要なのですが、
これは「同時に更新された」ということをシステムが判断し
そのことを更新者に伝えることも含んでいます。

ところが、「必要なときのみWiFi接続」する場合、
とりあえずデータの更新はiPadでのみ行い、
あとで社内システムのサーバーに送って登録しようとします。

つまり、社内システムで先に更新されている情報を
iPadでも同時に更新していた場合
「同時に更新されたようだが、更新者にどう伝えるか」が問題になります。
なぜなら、社内システム側で更新した人は、
すでにその更新は済んだものと考え、
別の仕事をしたり、またはすでに自宅に帰っているかもしれないからです。

* * *

これらのことから、「×」にあてはまるようなシステムを作る必要がある場合は
「同時更新されたらどう処理すれば、社内業務的に齟齬が生じないか」
をよくよく検討する必要があります。

これはすなわち、システムの仕様検討を含む、
開発費用がかさむことを意味しています。
よほどのメリット、またはやむにやまれない理由がない限り、
複雑度が高くならないようなシステム利用にされることをお勧めします。

 

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この記事の著者

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