一覧画面の項目は、利用する方や業務内容を理解して決める

2017年2月3日

システムの一覧画面に表示する項目を決める際の指針を、
以下のようにしている、ということを昨日ご紹介しました。

  1. キーとなる項目。
  2. その情報を特定する項目。
  3. その他表示しておいたほうがよい、データの「状態」。

 

「1.キーとなる項目」というのは、
その情報を特定できる情報です。

少しシステム寄りの話になりますが、
たいていの情報には、これを唯一特定できるようにするために、identity(以下ID)を付与します。
IDはただの連番だったり、体系だった番号だったり、システム的に生成されたユニークな番号だったりします。

連番やシステムが発行した番号は、人にわかりづらいため、裏側の管理番号になります。
一方、人間向けに決められた体系だった番号がもしあるのなら、
これは一覧画面にぜひ表示するべき項目になります。

たとえば、受注システムで、
受注するたびに「年月+連番」のような体系だった「受注番号」を
発番するのであれば、これは一覧画面に表示するべきと思います。

 

「2.その情報を特定する項目」とIDとの違いは、
IDが、その情報一つで特定できる一方
いくつかの項目によって特定できる情報です。

たとえば一般的なメールソフトで、メール一覧に表示されている項目は

「件名(Subject)」「差出人(From)」「受信日時」

といったところでしょうか。
たしかに、たいていのメールは、これらの情報があれば特定することが可能です。

付記するならば、これらの項目で検索できるようにすることは、ほとんど必須です。
そうすれば、検索結果として表示される結果は数件となり、情報をみつけやすくなるためです。

 

「3.その他表示しておいたほうがよい、データの「状態」」は
表示するかどうか悩むことも多いもので、場所が足りなければ省いたり、省略した形で表現します。

たとえば、顧客管理システムで「営業電話を許すかどうか」という状態があったとき
一覧画面に表示するべき項目でしょうか。

 

一覧画面をみながら営業電話を連続してかけるような使い方が想定されているのであれば
「営業電話を許すかどうか」を検索条件に加え、一覧画面に表示するのが必要そうです。

しかし、ときおり営業電話をかけるかかけないかわからない程度の場合は、
一覧画面に表示されている必要はなく、この情報の詳細情報を開いて確認できるようにしていれば
十分ことたりそうです。

 

すなわち、システムを設計する人が、システムを利用する方や業務内容、業務フローを
十分に理解していないと、使いやすく間違いにくい一覧画面を作るのは難しいのです。

「どうも使いづらい」という場合は、まずは一覧画面に必要な項目が表示されているか
一度確認してみてはいかがでしょうか。

 

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この記事の著者

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