無料のSSL証明書でhttpsサイトにする(1)

公開日:2018/02/14

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インターネットで使う「http」「https」

https をご存じでしょうか。

インターネットを使っていれば、何度かは目にしていると思います。

http://www.google.com
https://www.google.com

このように URL の頭につくやつです。

たいてい http か https しか使いませんね。
しかも「s」がつくかどうかの違いです。

たいした違いはないようにみえます。

https の場合は、ブラウザのアドレスバーの一部が緑になったりします。

でもそれだけ?

そうではありません。このふたつは大きく違います。

 

https って?

https の場合は「通信が暗号化されている
http は「通信が暗号化されていない」

という違いがあります。

暗号化されていると何がうれしいのでしょうか。

 

知らない人にとってみると意外なことでしょうけれど、
同じネットワーク内にいる人のインターネット通信内容というのは
非常に簡単に確認できてしまいます。

たとえば、社内LANにつないでいる複数のパソコンは
だいたい「同じネットワーク内」といえます。

あるいは無料のWiFiアクセスポイントも同じです。

そういった同じネットワーク内の他のパソコンから
通信内容が簡単にみられる..というのは、
少し不安感がありませんか?

 

暗号化されていれば、簡単にみられてしまう通信内容が
他の人にみられない(みえても内容がわからない)
という状態になります。

ですから、銀行サイトで https になっていないところはありませんし、
Twitter や Facebook など、ログインが必要なサイトでも
たいていは https になっていることと思います。

通信内容がみられても、ログイン情報が漏洩しないように
そうなっているわけです。

 

https はすべてのサイトに必要?

Google は 2014年に、https サイトであることを、ほんの少しだけ
検索順位に反映させる、と公式にアナウンスしています。

すくなくとも、ログインが必要なサイトで https になっていなければ
ブラウザでは「このページは安全ではない」といったことが
表示されるようになっています。

また、https にしておけば、そのサイトを訪れた人には
「ここは少なくとも暗号化されている」
という安心感を与えることができます。

では、すぐにでも https にすればよい...

といいたいところですが、じつはほんの少しだけ壁があったのです。

 

SSL 証明書って?

暗号化するには技術的にはいろいろな手順が踏まれていますが、
それは技術者のみ知っていればよいことだと思います。

https にするための設定もまた、いろいろしなければいけませんが、
これもまた技術者のみ知っていればよいでしょう。

ひとつ誰でもが知っておいてもよいことは、
https 通信のために「SSL 証明書」という電子ファイルが使われている、
ということです。

 

「SSL証明書」は、いくつかの信頼された機関が、
そのサイトが存在することを証明するもので、
https 通信できるようにするための鍵のようなものです。

ところが、この「SSL証明書」は、検索してみるとわかるのですが、有料です。
しかも数年に1回、更新する必要もあります。

これが理由で、たとえば弊社のホームページも
「まぁログインしてもらうこともないから、http のままでいいか...」
と思っていました。

しかし、

実はそうではない=「無料のSSL証明書がある」

ということを、遅まきながら最近知ったので、記事にしました。


少し長くなってしまいましたので、続きは次回にしたいと思います。

このページの著者

イルカシステム(株)は、以下のような業務用ウェブシステムのご提案、受託開発、運用を行っております。

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    ※医療業界向けに、臨床研究の無作為割付自動化のための自社サービス「 ムジンワリ 」をご提供しております。

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詳しくは ご提供サービス を参照してください。

お読みいただきありがとうございました

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