IT投資というのは、社内システムの構築だけではありません。
SNS などのソーシャルメディアサービスの利用も
IT投資の一環です。
また、外部への情報発信、という意味ではホームページも
これに含まれます。
ソーシャルメディアの利用とホームページによる情報発信は
似たもののように思えますが、
実際に活用している中小企業にとってはそうではないようです。
2016年版 中小企業白書によりますと、
ソーシャルメディア、自社ホームページでの情報発信をすることで
得られたと中小企業が感じたものがまとめられています。
alt="自社ホームページ・ソーシャルメディアサービスの活用の効果"
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中小企業が、ソーシャルメディアの活用で得られたと感じたもの
トップ5は以下のとおりです。
1.社内の情報活用の活発化
2.営業力・販売力の強化
3.顧客満足度の向上・新規顧客・新市場開拓
4.業務プロセス合理化・意思決定の迅速化
5.売上の拡大
トップは、むしろ社外向けではなく、社内向けの効果でした。
販売力の強化や市場開拓、売上の拡大にも寄与した、
という結果ですから、社内、社外双方に効果があった
ということでしょうか。
ソーシャルメディアは情報のやりとりが前提ですから
この結果もうなずけるものです。
一方、自社ホームページで得られたと感じられた効果の
トップ5は以下のとおりです。
1.営業力・販売力の強化
2.売上の拡大
3.顧客満足度の向上・新規顧客・新市場開拓
4.実施した効果が得られなかった
5.従業員の意欲・能力向上
自社ホームページはどちらかといえば、より一方通行の「情報発信」
という側面が強いですから、社外向けの効果が主になっています。
4位に「効果なし」が入っています。
自社ホームページはコンテンツの内容、お客様が興味を持つような
サイト作り、検索でみつかりやすくするためのSEO対策など、
いろいろと考えるべきことがあります。
「とりあえず作った」という場合は「効果なし」となりやすいのかもしれません。
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